音楽サークルで、音響やPAを担当している人にとって、
「その音が何ヘルツなのか」を瞬時に求められることは非常に大切です。
「何ヘルツの音がハウリングしているのか?」を瞬時に求めることができれば、グラフィックイコライザーを使って特定のヘルツを下げることで対処することができるようになるます。
暗算で瞬時に求める方法を紹介します。
SMAPの「世界に一つだけの花」の「だ」が、250 Hzのシです。
このシの音は
男女ともに出しやすい
曲中で転調しない
SMAP版も槇原敬之版も同じ調
のため、この音の周波数が最も覚えやすくて最適です。
ヘルツを2倍すると、1オクターブ上がります。
例えば、
250 Hz (シ) × 2 = 500 Hz (シ)
500 Hz (シ) × 2 = 1000 Hz (シ)
逆に、1/2倍すると、1オクターブ下がります。
250 Hz (シ) ÷ 2 = 125 Hz (シ)
グラフィックイコライザー(グライコ)は
シ・ミ♭・ソ・シ・ミ♭・ソ…が繰り返されているだけ!
4半音ずつの音、つまり、1オクターブ(12半音)を3等分している。
ラが440 Hzというのは有名です。
楽器の音の基準として使われています。
5度とは、ドに対するソの関係。7半音上がるということです。
例えば、
200 Hz (ソ) × 1.5 = 300 Hz (レ)
250 Hz (シ) × 1.5 = 375 Hz (ファ#)
あとは、簡単な計算をすれば、全ての音階を求めることができます。
以下の図を参考にして、12半音をすべて求めます。
2倍したり、1/2倍して、求めたいオクターブ範囲に合わせればOKです。